ドライテックがDIYなどで注目される理由とは
当社でも数年かけて徐々に普及してきた『ドライテック』ですが、経済性・防災性・デザイン性・環境性・施工性・耐久性に優れ、生コンにはない透水性・意匠性の高さなどの理由により今までの生コンと比べメリットが多いことで車庫土間やアプローチ、犬走りで多くの採用をいただいています。
施工においても通常の生コンとは違いワイヤーメッシュが不要であることで施工を安全にできるようになり、また施工工程の短縮も可能となっています。
施工を簡単にできるようになったこととドライテックが普及してきたことで自ら購入し施工を行うDIY需要も高まっています。
今回は透水性コンクリート『ドライテック』が注目される理由やメリット・デメリットについて詳しく知り、施工業者様はもちろん一般の方でもドライテックを上手く活用できるようにしていきましょう。
透水性コンクリート『ドライテックとは何なのか?』
ドライテックとは水を浸透させる構造のコンクリートのことです。通常の土間コンクリートだと雨水などが透る隙間がないため水が溜まりやすく仕上げ具合によってはどうしても水溜まりができてしまいます。そのため従来の土間コンクリート施工時は約2~3%の水勾配をつけるのですが、ドライテックの場合は内部にたくさんの空隙を持つポーラス構造になっていることで水溜まりができないような作りになっているため水勾配をとる必要がなくなり、その先の排水設備まで不要となります。
また水が溜まらないということは土間コンクリートが経年劣化により黒ずんでくる原因である黒カビが生えにくいということになります。これにより経年変化による変色も起こりにくくなっています。
透き通った水はどこにいくのか?溢れるなどのデメリットはあるのか?
ゲリラ豪雨などの想定外の大雨の際には結局水溜まりになってしまうのでは?結局のところデメリットなのでは?と思われるかもしれませんがそんなことはありません。ドライテックを透った水は地下に浸透し地下水となります。イメージでいうと学校に通っていたときの校庭を想像してみてください。雨が降っても校庭がプールのようになることはないと思います。そして何日後かにはいつものように走れるようになっています。これが本来の地球の循環システムです。
現在のように排水設備が整備されていてもゲリラ豪雨などの際にはその機能がマヒしてしまうことがあります。排水設備を通る水は雨水管を通り川へ排出されます。川が氾濫する要因の一つではないでしょうか。
唯一デメリットを挙げるとすると長年の使用でゴミや砂が表面に詰まることです。目詰まりが起きてしまうことで水を浸透しにくくなってしまうことがありますが定期的なメンテナンスとして高圧洗浄機で詰まった異物を押し出してやることで透水性は元通りになります。
ドライテックのは他にも多くのメリットがある!
①滑りにくい
従来の土間コンクリートより凸凹が多いため、滑りにくくなっていることにより転倒のリスクを減らすことができます。雨の日でもお年寄りの方からお子様まで安心して歩くことができます。
②雑草対策になる
犬走り(家の周りの通路などのこと)は勾配を取りづらく砂利を敷いている方も多いのではないのでしょうか?砂利を敷くときは防草シートを入れていると思いますがこれは経年劣化により段々と効果が薄くなってきます。そうすると雑草がどんどんと生えてきます。筆者自身も草取りの苦労に負けてドライテックを犬走りに採用しています。
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③デザイン性が高い
いろいろな場面に応じた色や形を選ぶことができます。従来の土間コンクリートよりデザイン性が高く、多様性があります。
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④コンクリートより施工にかかる費用を抑えることができることも
通常のコンクリートと違い施工の際にワイヤーメッシュがいらないこと排水設備が不要なこと特殊な技術を必要としないためコストを削減することもあります。地域により多少の価格差はあるものの概ねコンクリートと同程度か費用を抑えれることがあります。
参考記事:水たまり対策「DryTechドライテック」透水性舗装仕上材
このようにドライテックは今までの生コンと比べてお客様や施工業者の方々にとってもメリットが多く、今後一般的になっていくと思います。当社以外にも岡山県内で出荷可能プラントも徐々に増えております。当社ではドライテックの現物サンプルをご用意しておりますのでお気軽にお問い合わせください。
ドライテックの単価を教えて下さい。
1㎥当たり30000円(税別)となっております。
なお小型車限定などの条件がある場合は別途費用が発生致します。